こんにちは〜。りょうちんです。
未経験からWebデザイナーを目指している方のなかで、IT系やWeb系の資格勉強を検討される方もいるのではないでしょうか。
Webデザイナー向けには下記のようなさまざまな資格があります。
- ウェブデザイン技能検定
- Webデザイナー検定
- Webクリエイター能力認定試験
未経験でも資格があれば、履歴書に書くことができますよね。
でも、面接官視点でいうと履歴書にそれらの資格が書いてあっても、Webサイトをデザインした実績がないとあまり評価できません。
もちろん、資格試験のために勉強するのは無駄とは思いません。一定の知識が身につくと思います。
ただ、資格だけでは面接のときにアピールにならないということです。
この業界は資格より実績が圧倒的に重視されるからです。
そんな事言われても、未経験なんだから実績ないがな!
実績あるなら経験者だがなぁぁ!!
となりますよね…。しかし、そんな人のために、このブログはあります!
この記事では、面接官がなぜ実績を重視するかと、未経験でも実績を得るための方法を中心に解説していきます。
普段、面接官もやっているので、面接官目線で解説していきます。
Webデザイナーの面接では、なぜ資格より実績が重要視されるのか
Webデザイナーは、資格より実績(実際にどんなサイトを作ってきたか)が評価されると書きましたが、その理由を、面接官の視点で解説していきます。
面接官の視点1:資格より実績の方が、その人が現場でどんな仕事をするか分かる
面接官は実績を元に話を聞けば、その人がどんな働き方をするか想像できます。これが一番の理由です。
例えば、実績を見ながら下記のようなことを聞きながら、現場でもやっていけるか判断します。
- どれくらいの時間でそのデザインができたのか。
- どういう意図でそのデザインをしたのか。
- デザインする上で苦労した点は何か。それをどう克服したか。
などなどです。
実績を見てデザインのレベルが高くなくても、そのことを自覚していてその後どうしていきたいかなどを具体的に考えていたら、「採用しても現場で頑張れそう」と判断することもできます。
逆に資格だけだと、ある一定の知識はあるんだなとは判断できますが、それを現場でどれくらい活かせるかがわかりません。
面接官の視点2:そもそも、面接官が資格の内容を知らない
正直なところ、現場では資格を取ろうとする人はあまりいません。
なぜなら、現場で働いていると資格をとる暇があまりないですし、勉強するとしても、どちらかというと今の業務で使える実践的な勉強をすることが多いからです。
さらに、資格取得で特に給料が上がるわけでもありません…。
なので、面接する側は資格についてよく知らないことが多いと思います。知らない資格の内容について、評価することはできません。
未経験で実績を作ると、他の人と差がつけられる
評価されるには、実績が大事と書いてきましたが、未経験の方にとって「実績を作れ」と言われても、難しいと感じると思います。
でも、難易度が高いからこそ、実績を作れば他の未経験の人と差をつけられるので、面接でアピール効果が高いです。
これから紹介する方法を参考に、実績作りにチャレンジしてみてください。
実績作りの方法1:知り合いのWebサイトを無料で作らせてもらう
未経験の方が実績をつくるには、知り合いに頼んでWebサイトを作らせてもらうのが一番オススメです。
オススメ理由としては、
- 知り合いなので、任せてもらえやすい
- 相手に勉強中であることを伝えた上で、Webサイトが作れる
という点があります。
「お店のホームページなどを作りたい」などを考えている知り合いがいれば、「無料で作るから」と頼んでやらせてもらいましょう。
もし知り合いにそういった人がいなくても、Facebookなどで募集メッセージを投稿して、知り合いの知り合いを紹介してもらうのもアリだと思います。
ただ、注意した方がいいポイントが2点あります。
注意ポイント1:知り合いなので、要望が広がりがち
相手はWebサイトの素人で、夢が広がりがちです。おそらく、制作途中で「あれもしたい、これもしたい」と要望が増えることが多いです。
そんな要望に対して、現実的に作れるかどうかを判断しながら、Webサイトの設計をする必要があります。
でも、この判断することこそが、現場で役に立つスキルです。スクールなどでは学べません。
ポイントは、
- 最初にWF(ワイヤー・フレーム)など設計をして、やることの認識を相手と合わせること。
- それ以上の要件は時間もかかるので、無料ではできないと最初に伝えること。
この辺が曖昧だと、Webサイトを公開する前に要件が広がり過ぎて、サグラダ・ファミリアのように完成しないWebサイトになります 笑
注意ポイント2:知り合いなので、締め切りを決めず途中で挫折する
知り合いなので、お互い締め切りを緩くしがちです。
自分の首を締めるようで怖いとは思いますが、「いつまでにWebサイトを公開する」というような締め切り宣言を相手にしておきましょう。
そうすることで、制作にも緊張感が出ますし、期間内にやれることとやれないことの判断ができるようになります。
長くダラダラと制作をすると途中で終わりが見えなくなり、公開する前に力尽きることがあります。
早くコンパクトな実績を作って終わらせ、また次の実績を作りましょう。
実績作りの方法2:クラウドソーシングで実績をつくる
クラウドソーシングとは、発注したい個人・法人がWebサイトで仕事内容をWebサイトで公開し、フリーランスなどがそれらの仕事を受注できるサービスです。
などがあります。
先程ご紹介した「知り合いに無料で作らせてもらう」方法より、受注するハードルは少し上がります。
ただ、未経験の方は受注できなくても、実績になるケースがあります。そして、受注までの工程が、よい経験になると思います。
なので、チャレンジして損になることはないので、やってみることをオススメします。
クラウドソーシングのおすすめポイントをご紹介していきます。
おすすめポイント1:経歴書・ポートフォリオがブラッシュアップできる
案件を受注するには、1つの案件をライバルたちが取り合うかたちになります。なので、他の人より良い制作者であることをアピールする必要があります。
自分はどんなWebサイトを作るのが得意なのか、どうアピールしたらいいのかを、応募ごとに調整していきます。
そうしていくうちに、経歴の見せ方やポートフォリオもブラッシュアップされていきます。
結果的に面接でも使えるポートフォリオができてきます。
おすすめポイント2:デザインコンペにチャレンジして、落ちても実績にしよう
案件を受注するには、提出する見積り金額と経歴やポートフォリオを発注者が選んで決まります。未経験だと、ここを突破するのが難しいです。
しかし、中にはコンペ案件というものがあります。
コンペ案件とは、発注側の要望に対し、受注希望者の全員がデザイン作成・提出し、その中で良かったものが選ばれるというものです。
コンペに受からなかったら、収益はゼロです。
しかし、未経験としては、コンペに受からなくても実績になり、ポートフォリオに加えられます。(ただ、あくまでコンペで出したデザインとして、ポートフォリオに載せましょう。受注した案件と嘘をついて載せるのはNGです。)
コンペに落ちたデザインでも、就職面接では評価することができます。
また、実際の案件を思考錯誤するのは、既存のデザインの模写練習とは違った力が付きます。
さらに、受かったら最高です。堂々と実績としてポートフォリオに載せましょう。
番外編おすすめポイント:どんなスキルに需要があるのかがわかる
これは、実績を作る話とは関係ないですが、今後のスキルを磨く方向性について役に立つポイントです。
クラウドソーシングには様々な案件が掲載されているので、各案件を眺めながら、どういう案件が高単価なのか徐々にわかってくると思います。
そうすることで、今後自分がどういうスキルを強くしていくべきか、目標を立てやすくなります。
そういった点でも、まずはやってみるのをオススメします。
どのクラウドソーシングを使えばいいのか
僕はCloudWorksの評判を聞いて過去に使った経験があります。副業として、何件か案件をやらせてもらいました。
また、そのCloudWorksさんが、クリエイティブ職向けに単価の高い(個人的な印象)クラウドテックというのもサービスを始めたようです。
こちらはまだ使ったことがないですが、未経験OKのフリーランス案件というのもあって、面白そうです。
一度案件をざっと眺めてみるだけでも、勉強になると思います。
まとめ:Webデザイナーは実績で判断されるので、実績を作ることにチャレンジしよう
今回は、資格より実績が大事という話と、実績を作る方法についてご紹介しました。
Webデザイナーは資格がなくてもなれる職業です。逆に、Webデザイナーは作ったもので判断されていく実力社会でもあります。
資格を取得することは無駄ではありませんが、資格を取ればWebデザイナーになれるわけではないことも理解しておきましょう。
なるべく実績を作ることにチャレンジして、そのチャレンジしたことを面接でアピールしましょう。
もし悩みや相談などあれば、コメントやTwitterにDMいただければと思います。
では、まったね〜。(^_^)/~
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