こんにちは、りょうちんです。
IT業界のデザイナーといえば、下記の種類を聞いたことがあるのではないでしょうか。
- Webデザイナー
- UIデザイナー
- UXデザイナー
このブログを見られる方の多くはWebデザイナーになる!と思っている方が大半だと思います。
それは、Webデザイナーが他のデザイナー職よりメジャーだからかもしれません。
ただ、Webデザイナーになる!と思っているあなたも、実はUIデザイナーやUXデザイナーの方が適性あるかもしれませんよ!
これらのすべてのデザイナーを経験してきた僕が、実体験からそれぞれの違いをお伝えします。
僕は現在UI・UXデザイナーに軸足を置いております。
これからどんどん需要が増すUIデザイナー・UXデザイナー
このブログは基本的にWebデザイナーになる人のためのことを書いています。
ただ今回なぜUIデザイナー・UXデザイナーについて書いたかというと、将来性があり需要がある割には認知度が低いからです。
Webデザイナーを目指す人なら知っていて損はないはず!
ということで、まずはUI・UXデザイナー職の魅力についてご紹介します。
DXによって『デザイン力』の需要が増している
現在はさまざまな業界でDX(デジタル・トランスフォーメーション)が話題になり、IT化で業務を効率化できるSaaS(Software as a Service)というサービスを開発する事業会社が増えています。
あ、なんか書いていることが堅いですねw
簡単に言うと、「これまでの紙などで管理していたものを、ブラウザやアプリを使って業務を効率化しようぜ!」という流れがいま盛んになっています。
そして、これらのサービスの良し悪しは、操作などの使いやすさが大きく影響します。
そこで、ユーザーが求めていてる機能や、使いやすい画面を設計するのが、UIデザイナー・UXデザイナーという職種です。
そんなわけで、このSaaS市場はどんどん成長しており、UIデザイナー・UXデザイナーは人材として需要が増えている状態なのです。
クリエイティブ職だけど、残業少なめで働きやすい環境
さらに、UIデザイナー・UXデザイナーは、事業会社内で自分たちで計画しながら制作をするので、あまり残業も少なく安定している場合が多いです。
また、年収面でもUIデザイナー・UXデザイナーはエンジニアに近く、一般の平均給与より高くなりがちです。
それぞれのデザイナーの違い
魅力を書いてきましたが、それぞれのデザイナーがどんな業務内容でどんなスキルを求められるか、具体的に見ていきましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーは皆さん知っていると思いますが、その名の通りWebサイトのデザインをするデザイナーです。
主にお客さんのWebサイトを作るWeb制作会社や、企業の中で自社のWebサイトを作る部署で働きます。
求められる能力
WebデザイナーはさまざまなタイプのWebサイトを作ります。お客さんによってWebサイトで表現してたいものが違うし、そのWebサイトを見る層も変わります。
さらに、商品のプロモーションから、コーポレートサイト、ECサイトなど作るものは本当にバラエティー豊かです。
なので、
- 幅広いグラフィック能力
- それらをより速く仕上げるスピード
が求められます。
UIデザイナー
UIデザイナーは、スマホのアプリやWebサービスの画面の使いやすさをデザインするデザイナーです。
主に、ソーシャルゲームや個人向けアプリ、BtoBなどのSaaS(Software as a Service)を運用する事業会社などで働くことになります。
求められる能力
ボタンの押し方や画面遷移を意識しながら、よりユーザーが迷わない操作ができる画面をデザインする必要があります。また、Webサイトに比べて仕様が複雑です。
- ユーザービリティー(画面の使いやすさ)の知識
- サービスの複雑な仕様を理解し、情報を整理する能力
などが必要になります。
UXデザイナー
UXデザイナーは、他のデザイナーとは違い、ヴィジュアルのデザインというより、ユーザーの体験を設計するデザイナーです。
UIデザイナーと同じように、事業会社で働くことが多いです。
求められる特徴
ユーザーのニーズを探り、新機能の立案や機能改善を設計します。
他のデザイナー職とは違い、ビジュアルにする能力より、情報整理や思考力が求められる職種で、
- 情報の整理して、サービスの機能として設計する能力
- ユーザーの課題は何なのかを深堀りしていく深い思考力
- インタビューや定性調査、数字による定量調査などのリサーチ力
などが必要になります。
どうやったらUIデザイナー・UXデザイナーになれるの?
UIデザイナー・UXデザイナーの魅力について書いてきましたが、ちょっとここで少し現実的な話をします。
それは、未経験からいきなりUIデザイナー・UXデザイナーになるのは難しいということです。
ある程度経験がある専門家として事業会社に入るので、即戦力を期待されます。
ただ、UIデザイナーは元Webデザイナーだったり、UXデザイナーは元Webディレクターだったりすることが多いです。
なので、まず未経験の方は、WebデザイナーやWebディレクターとしてまずIT業界に入れば、将来UIデザイナーやUXデザイナーにスキルを広げていくことはできます。
副業やフリーランスをしやすいのはWebデザイナー
UIデザイナー・UXデザイナーの魅力を書きましたが、最後にWebデザイナーの魅力もお伝えします。
Webデザイナーは受託が主になってくるので、個人で受託できてしまえば、フリーランスになれます。もしくは、会社員をしながら、クラウドソーシングなどで副業にもできます。
個人の裁量が大きいので、その分自由に働けるチャンスはWebデザイナーの方が大きいでしょう。
一方UIデザイナー・UXデザイナーは1つのサービスの開発に関わります、どうしても一つの企業に会社員として所属するケースが多くなります。
例外として、事業会社にコンサル的な役割で外部委託として働くフリーのUXデザイナーなどはいますが、少数派です。
最後に:自分に合ったデザイナー職を意識して、将来のスキルを磨こう
この業界のデザイナー職というのは、意外と得意分野がそれぞれ違います。
僕の話をしちゃうと、現在はまさにご紹介したUIデザイナー・UXデザイナーとして働いています。
もともと、フロントエンド・エンジニアやWebデザイナーだったので、その能力はUIデザインに活きています。
また、Webディレクターも経験していたので、情報設計や課題整理といったスキルはUXデザインに活きています。
ただ、個人的にはそこまでWebデザインスキルが高いわけではなく、最先端のグラフィカルなイケイケなWebデザインをできるかというと、正直そんなに得意ではありません。
みなさんもさまざまなデザイナー職があることを知りつつ、ぜひ自分の特徴を活かして、スキルレベルを上げていきましょう。
なにかお悩みごとやご質問があれば、ぜひページ下部のコメント欄や、ツイッターでDMいただければお返事いたします。
では、まったね〜(^_^)/~
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