こんにちは。りょうちんです。
Webデザイナーを目指す方には、将来的にフリーランスとして独立したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
結論から書くと、フリーランスになるには、
- 実績を作る
- 実績を元に受注する
ことが必要です。まあ、当たり前っちゃ当たり前ですよね…笑
でも、未経験の方は実績がないし、具体的にどうすればフリーランスになれるかが気になると思います。
そこで今回は、自分がフリーランスだった経験から、
- 未経験の人は実績をどう作れば良いのか
- 実績からどう受注すればよいのか
をという具体的な内容を掘り下げてご紹介します。
フリーランス時の実体験からご紹介します。
フリーランスへの近道は制作会社で一度は働くこと
いきなりですが、本業として未経験でいきなりフリーランスになるには、制作会社に入るのが近道だと思います。
できるなら、一度は就職を!
もしあなたが、20代で就職することに問題がないなら、まず制作会社などに就職することをおすすめします。
なぜなら、実績もできますし、仕事の仕方もわかります。
さらには、フリーランスに独立後も、その制作会社のつながりで仕事を受注できます。
つまり人脈ができます。
人脈が就職することの一番でかいメリットです。
でも未経験で就職しなくても、フリーランスへの道はあります
しかし、未経験でフリーランスになりたい方もいると思います。
例えば、
- 主婦で空いた時間に稼ぎたい
- 本業はやりつつ、副業として稼ぎたい
といった方々も多いのではないでしょうか。
正直、こういった副業としてやるならやり方はあると思います。
では、そういった方はどうしたら未経験ながら実績を作れるか解説していきます。
実績がない未経験者はまず、無料でWebサイトを作ってみよう
実績がなければ作ればいい!ということで、未経験ならまずは実績を作ってみましょう。
その実績を作る技は、無料でWebサイトを作る!です。
僕がやった方法は、「無料でWebサイトをつくらせて」と飛び込み営業
僕はフリーランスになった時、実はディレクションとデザインの実績はあったのですが、HTML/CSSとWordPressの仕事も取りたいと思ってました。
しかし、1サイトすべてをマークアップとWordPressで作った実績がありませんでした。
そこでやったのが、なんと飛び込み営業です!!
「実績のために無料でWebサイトをつくらせてください」と正直にお願いしました。
我ながらチャレンジャーですね…。
いきなり大きな法人は無理なので、個人商店を狙いました。
3件断られ、4件目でなんと受注!しかも未だにお付き合いが続いています。
営業経験者でWebデザイナーを目指す方は特におすすめです。
後でやっぱり就職したい!となったときもアピールポイントになります(僕の実体験)
飛び込み営業なんて無理!という方は知り合いに頼む
ただ、飛び込み営業なんて無理!!と思う方がほとんどですよね。
その場合は友人などからWebサイトを作らせてくれそうな人を探しましょう。
『実績のために無料でホームページ作ります!』といったコメントをDMしましょう。
Facebookにつぶやいて、友達にシェアしてもらうのもありだと思います。
さらにWeb制作を本格的に受注する方法
未経験で実績を作ったら、こんどは実際に受注案件を増やしていきましょう。
未経験の方はクラウドソーシングでコツコツ受注する
無料で作ったWebサイトなどの実績を元に、クラウドソーシングで受注していくのがよいと思います。
- ランサーズ
- クラウドワークス
などです。
実は僕も一度、副業としてやってみたことがあります。
実際やってみると、最初は低単価で実績を積むことになります。
業界である程度実績がある自分でさえ、クラウドソーシングの世界では、受注実績なしの信頼のない状態からスタートです。
5,6件応募してお祈りされまくって心が折れそうになった記憶があります。
ライバルが多いので、最初は低単価勝負で受注
クラウドソーシングは、お手軽に始められるので、ライバルがめっちゃ多いです。
特に良さそうな案件は倍率がすごいことになります。
なので、最初は単価を下げる戦法で、コツコツ受注していくしかありません。
(ただ、あんまり下げすぎると、こいつ大丈夫かな?と逆に疑われるので要注意)
また、失注しても、応募したときのアピール文やポートフォリオの何が悪かったのかしっかり振り返って改善していく必要があります。
はじめは耐えながら実績を作り、徐々に単価の高い案件を取っていきましょう。
フリーランスになる前にお金を貯めよう
ここまでは実績をとにかく積むべしという話をしてきました。
しかし、ある程度実績をつんだら、なるべく高単価のやりたい仕事を定期的に取れるようにならないと、金銭的にもモチベーション的にもフリーランスを続けられません。
そのためには、
やりたい案件を選び、やりたくない案件は断る
ことも必要です。
やりたくない案件は、やりたい案件を遠ざける
やりたくない案件はあなたの時間を奪い、やりたい案件に巡り合うチャンスを減らしていきます。
例えば、あなたが凄くおしゃれで美しいデザインをするWebデザイナーになりたいと思っているとします。
しかし、稼げるからとパチンコ屋さんのゴテゴテしたデザインのWebサイトを受けたとします。
そうすると、パチンコ屋さんの実績ができ、それに近い仕事をまた受けるようになります。
この例は極端ですが、やりたくない案件をやると、いつの間にかやりたくない案件だらけになり、やりたい案件に飛びつけなくなります。
やりたくない案件を断っても、生活できるお金が必要
でも、断るのって大変です。
いつ仕事がなくなるかわからないのがフリーランスなので、なるべく来た案件は取りたいと思ってしまいます。(実体験)
そこで重要なのが、ある程度の蓄えです。
本業でフリーランスをやりたいなら、2,3ヶ月は働かなくてもいいくらい蓄えがあると良いです。
副業なら、他に収入があれば、蓄えがなくても余裕を持てるかもしれません。
この余裕がフリーランスには重要です。そして、自分の失敗談でもあります。
僕は、フリーランス時代、案件を失う恐怖心からくる案件拒まず!の精神でした。
そうしたら、いつの間にか便利だけど特徴のないフリーランスになっていました…(´;ω;`)
案件も平凡でつまらないものばかりに…。
ぜひ、仕事を選べるくらい余裕を持ちましょう。
3年間平凡なフリーランスを続けた末、もっと面白い案件をやりたい!!と株式会社カヤックというWeb制作会社に入ったのでした。
おまけ話1:フリーランスで個人的に良かった案件、ベスト3
この辺はおまけ話です。フリーランス時代に良かった案件をご紹介します。
ポイントは、定期的に発注してもらえるのと高単価な案件です。
大規模ECサイト運用案件
前の会社のつながりでもらった、有名な会社のECサイトの運用をしていました。
ECサイトは季節のキャンペーンやセールなど、更新機会が多いです。
なので、大きめの更新案件が1年中ありました。
お客さんも慣れた人に続けて発注したいので、定期的な案件になり生活が安定します。
さらに、次の年はまた同じタイミングで案件が発生するので、スケジュールも読みやすいです。
予算がある個人経営のスクール
これは知り合いづてに頂いた案件で個人経営のスクールのWebサイト制作です。未だに依頼を頂いています。
スクールは毎年、スクールに通う生徒を集客する必要があり、そのために対策を打ちます。
最初はリニューアルで、70万円くらいの仕事でした。
更にWordPressで作ったので更新やメンテ費用も定期的にいただけます。
2年に一度リニューアルがあるので、更にそこでいただけます。
Webサイトを他に頼みどころが特にないので、一度いただくとずっと続くといった利点があります。
WebサービスのUIデザイン
WebサービスのUI改善のお仕事です。
運営するサービス会社とやり取りしながら、UIの改善をするお仕事です。
UI系の仕事は個人的に一番おすすめです。
その訳は、
- 単価が良い
- 毎週同じサイクルで時間が読みやすい
- 長期的なな案件になる
といったことがあるからです。
常にUI改善が必要なWebサービスは、1,2週間のスパンで小さくUIを改善し、リリースします。
リリースが終わるとまた、新たな改善を1,2週間回します。
それをずっと続けていくサイクルになります。
働きやすく、単価も高い案件がずっと続くのでおすすめです。
クラウドワークスでもこのような仕事を見かけたので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おまけ話2:逆に辛い案件は、素人の知り合いからの依頼
最初の実績としては、知り合いのWebサイトを作るのは良いですが、生活のための仕事として受けるときは要注意です。
特に、Webに関して素人の一般の方は、Webデザイナーは魔法が使えてWebサイトが一瞬でできると勘違いしている人が多いです。
さらに、ほぼ100%、『知り合いだから安くしてくれそう!』という思惑Maxでお願いしてきます。
「無理しないでいいから〜、更新できて〜、おしゃれで〜、あれもこれも説明できて〜、でもあまりお金かけられなくて〜、3万くらいでやってほしいんだけど、ホント無理しないで!あ、お問い合わせフォームもほしいんだけど…」
みたいな感じです。(実話)
一度受けると、知り合いだからと要件が増え、それをドラスティックに断りずらく、泥沼化していきます。
ぜひ、高い見積書を最初に見せて、向こうの出鼻をくじいてください。
まとめ:フリーランスになるには、地道に実績を作りから
フリーランスになるには、土台として実績づくりが必要です。
最初は踏ん張りが必要なので、ある程度、金銭的にも余裕のある状態で始めましょう。
がっつり本業でやるなら、ぜひ会社への就職をチャレンジしてみてください。
未経験者のWebデザイナーになる方法は下記の記事も参考になると思います。よかったらご覧ください。
では、まったね〜(^_^)/~
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