こんにちは、りょうちんです。
Web業界って、長時間労働で過酷なイメージがあると思います。
ぶっちゃけ、たしかに過酷な会社はマジ大変です…(汗)
僕も1社目は毎日終電だったり、土日出勤多かったりでたいへんでした。
ただ、Web業界はすべてがそんなに過酷なわけではありません。
『給料高くて残業なし』で帰れる会社もありますし、会社によって様々です。
そこで今回は、
Web業界を分類分けしつつ、それぞれのメリット・デメリット
をご紹介したいと思います。
転職などの参考になれば、うれしいです!
Web業界の分類とメリット・デメリット
Web業界といっても、大きく5つに分けることができます。
この分類によって、働き方や待遇などが変わってきます。
その1:一般的なWeb制作会社
一般的な制作会社は2,3人のフリーランスに近いような会社から、100人超えの会社まであります。
こういう会社の特徴は、
- とにかく営業が制作案件を取りまくる
- とにかく制作部署が作りまくる
といったタイプの会社が多いです。
納期がきつめだったり、徹夜多めで毎日が文化祭前夜みたいな会社です。
(すべての会社がそうとは言い切れませんが)
こういった会社で働くメリットとしては、
- 入社しやすい
- 個人の裁量が多いので、経験が積める
- ポートフォリオにたくさん実績が残せる
といったことがあります。
ただ、デメリットとしては、
- 給料が少し低め
- 長時間労働
という、ちょっと過酷な面があります。
僕は1社目はこれに近い会社でした。
幸運にも同僚はみんな良い人で、社長も話せる人だったので、良い経験になりました。
ただ、毎日終電生活ではありました…。
その2:有名Web制作会社
この会社に制作を頼めば、他とは違うWebサイトやアプリなどオリジナリティのあるものを作ってくれる制作会社です。
- 株式会社カヤック
- 株式会社LIG
- チームラボ株式会社
- Goodpatch株式会社
などです。
僕の2社目は、この株式会社カヤックで働いていました。
通称面白法人カヤックです。おもしろ企画と高い技術力を武器にWebサイトを作る会社です。
他の会社は、
- 株式会社LIGはブログやオウンドメディアなど斬新な企画で、Webマーケが強い会社。
- チームラボはお台場でアートイベントをやったり、Webだけではなくインスタレーション(空間芸術)的なことまでやってしまう、技術キレキレの会社。
- Goodpatchはデザインで世の中を変えようとしている、UI/UXデザインが強い会社です。(最近上場しましたね)
それぞれ強力なウリがあります。
他と違うことをウリにしているので、実力がないと入社できません。
こういった会社で働くメリットは、
- 仕事が面白い
- めっちゃ成長できてやりがいがある
- その後の転職に大きなアドバンテージになる
というメリットがあります。
逆にデメリットとしては、
- 入社するのが難しい
- まあまあ、長時間労働
- プライベートでもWeb制作してるくらいの勢いが必要
などがあります。
労働時間は長い目の会社が多いですが、一般の制作会社のように理不尽なデスマーチとか少なめです。
仕事も営業が取ってくると言うより、たくさんの依頼の中から選べる感じ。
また、会社が有名だと、本の原稿依頼がきて執筆できたり、Web業界の雑誌『WebDesigning』に自分の案件と名前が載ったり、刺激的なことがたくさんありました。
20代はこの辺の会社に入ると、その後見える世界が変わってきます。
転職時も「あ!あの会社にいたんですね〜!」という感じになります。
自分の並外れた技術を武器に働くことになるので、スポーツ選手に似たような世界です。秀でた能力がないとやっていけない世界。
その3:一般企業のインハウスデザイン部署
Web専門の会社ではなく、自社事業の広報や販売のために社内に制作部署を持っている会社のデザイン部署です。
例えば、
- 雑貨販売店のEC部署
- 携帯やインターネットプロバイダのポータルサイト部署
- 大企業の自社製品を掲載するサイト運営部署
などです。
こういった会社で働くメリットとしては、
- 新卒では入社するのが難しい有名な企業にも、転職なら入りやすい
- 社内調整できるので、比較的人間らしい生活が送れる
- 大企業だと給料高め
といった特徴があります。
逆にデメリットとしては、
- 運用案件が多いので、地味な案件が多い
- 社内政治が多く制作以外のところで苦労する
等があげられます。
僕は3社目はこういった会社でした。
誰もが知ってるような大企業だったので、給料は高くなるし、有給の日数が多いし、残業ないしで、こんな生活があるのかとビビりました笑
その4:メガベンチャー企業
メガベンチャーは、自社のWebサービスやアプリを開発・運営していて、上場しているような、巨大なベンチャー企業です。
- DeNA
- サイバーエージェント
- mixi
などがあります。
こういった会社で働くメリットは、
- 誰もが知っているサービスに携われる
- 予算があるので最先端のことができる
- 給料めっちゃ高め
といった、特徴があります。
逆にデメリットは、
- 入社がまあまあ難しい
- 大企業なので、個人の自由は少なくなる
といったところです。
僕はメガベンチャーで働いたことはありませんが、この業界は横のつながりが多いので、こういった企業に友人が複数います。
待遇は良いし、やりがいのある仕事ができて楽しめている人もいれば、大企業の大きな波にのまれて個人のやりたいことができず、転職する人もまあまあいます。
そういった人は次に紹介するスタートアップへ行きがちです。
その5:スタートアップ
スタートアップってあまり聞き慣れないかもしれません。
スタートアップの特徴は、
- 世の中を変える革新的なアイディアのサービスを開発する
- 短期間で急成長を狙っている
企業のことです。
米国でいうと、
- 最近革新的なロケットで有人飛行を成功させた、SpaceX
- 宅配する個人と飲食店をつないだ、UberEats
日本でいうと、
- 個人間の売買のプラットフォームを作った、メルカリ
- 会社の労務管理をCloudを劇的に改善させる、SmartHR
- AI(深層学習)とIoTデバイスを開発している、プリファードネットワークス
などがあります。
メルカリは上場したので、元スタートアップといった方が良いかもしれません。
こういった企業で働くメリットは、
- 新しいことで世の中を変えるという、やりがいがある
- 自分たちが会社を作っているがある
- 上場したら、ストックオプションを行使できて、もしかしたら数百万〜数千万円位もらえる
- サービスの使いやすさが命なので、デザイナーはUI/UXデザインにこだわれる
といったことがあります。
逆にデメリットは
- サービスが失敗して、数年後に会社がなくなることがある
- 手探りの日々なので、1年で会社の様子がガラッと変わる
などがあります。
さらに、スタートアップで成功するのはごくわずかだと言われています。
でも、僕はいま、このスタートアップにいます。
やりがいがあり、最先端のことが出来て非常に楽しい職場です。
ただ、いつ会社がなくなるかわからないので、成長を目指して会社に貢献しないといけません。
スタートアップは、ある程度経験値を詰んだ30代の中堅層と、勢いのある優秀な20代の若手が集まるイメージがあります。
メンバーみんな仲がよく優秀で、楽しいです。
おまけ話:Web業界の頂点、Google社!
Googleはちょっとこの業界の神的存在ですね。
僕は入社したことはありません笑
(ただ、Googleの仕事を受けたことはあるというプチ自慢はあります)
日本のGoogle支社など遊びに行ったことありますが、ちょっと別世界でしたw
待遇も、年収一千万円超えは普通ですし、ご飯食べ放題だし。
(Googleに入ると食べ放題だから太るらしいですよ…)
あと、Googleをやめた人と知り合いですが「アメリカで決まったことが、降りてきてそれをさばいている感じ」と言っていました。
ただ、Google行ったら世界が変わるはず。一度働いてみたいものですね〜。
未経験の転職なら一般のWeb制作会社か、一般企業のインハウス
たくさんのタイプの企業を紹介してきましたが、まず未経験の転職の方は、
- 一般のWeb制作会社
- 一般企業のインハウス(大企業は難しいかも…)
からスタートするのが良いと思います。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので、どちらが合っているかはぜひご自分で考えてみてください。
実力と実績がついてきたら、有名なWeb制作会社や、メガベンチャーへのステップアップを目指しましょう。
事前に会社の得意分野や、内情をリサーチしよう
一般のWeb制作会社はやはり忙しいですが、頑張れば実力がつきます。
できれば、
- Webデザイナーならデザインが強うそうなところ
- エンジニアなら技術が強うそうなところ
といった、少しでも特徴のある会社を選ぶと良いと思います。
インハウスでも、Webに力をいれているか、新しいことができそうかをリサーチして選びましょう。
Web制作会社の口コミはあまりないかもしれませんが、一般企業など転職を検討するときは、口コミサイトの転職会議を見てみましょう。
- 平均年収
- 年齢層
- どういう傾向の会社か(アグレッシブな会社、フレンドリーな会社)
- 口コミ
など、企業の内情を知れる情報がたくさんあるので、僕は転職時に参考にしています。
まとめ:Web業界はさまざま。どんな企業に行きたいかロードマップを描いてステップアップしましょう。
Web業界の色んなタイプの会社をご紹介しました。
昔は、Webサイトを作るのがWeb業界だったりしましたが、今は、SaaSといったWebブラウザで使える業務アプリを開発する企業が盛んだったりします。
この業界は仕事の幅が広がっており、コロナがあっても求人も増えています。
ぜひ、この業界に恐れず飛び込んでみてください。
では、まったね〜(^_^)/~
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